1,はじめに
EL測定とは,工場出荷前に精密検査として使われる手法,従来は工場の暗室内で利用されていました。
2,EL測定サービス
太陽パネル製造メーカーが出荷時に行う検査手法を,現地の野外での診断に活用した技術です。
I-V特性測定や熱画像測定は,異常を電気特性や熱特性として間接的に検出する手法です。それに対し,EL測定は,目視では確認出来ないセル割れや,電極の断線といった発電性能に直接影響を及ぼす全ての異常を検出出来るメリットがります。
3, EL測定のポイント
太陽電池内の様々ま異常を検出
発電に影響を及ぼす異常が発生している箇所まで特定可能です,他の測定手法では分からないPID現象の発生箇所を特定出来ます。
太陽電池を設置したままEL測定が可能です
今まで工場の暗室でしか出来なかった精密検査を現地で(オンサイト)測定できます,太陽電池を架台から取り外す必要がないため,太陽電池を落として故障させる危険性がありません。また,測定費用を削減(測定時間,人件費)できます。
夜間に測定を行うため発電量に影響しません
I-Vカーブ測定のように発電を停止する必要がありません,熱画像測定のような測定結果に日射の影響を受けません。
EL測定は夜間に行うため,ダウンタイムを発生させません。そのため,検査や修理時になどに気になる売電量に影響しません,測定者も感電のリスクがないため,安全に測定できます。
ドローンを利用する特徴
地上から測定したEL測定では,奥行きがある地上影響では全ての太陽電池に焦点が合いにくく測定に時間が必要になります。
独自改良したカメラを使うことで,1枚の画像を撮影するのに10~30秒かかっていたEL測定を動画で撮影することに成功しました,また,そのカメラをドローンに搭載することで,測定の効率化や,測定範囲の拡大を実現しました。
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